中国株サマリー(6日)

市場概況
3日ぶり反落、一時3400ポイント回復も利益確定売りが重し

 6日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日ぶりに反落。終値は前日比0.09%安の3383.81ポイントだった。深セン成分指数は0.35%安の10968.14ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で2兆5628億4300万元だった。

 上海総合指数は方向感を欠く値動きとなった。一時、心理的節目の3400ポイントを超える場面もあったが、前日終値をわずかに下回ってこの日の取引を終えた。前日の米株高が好感されたほか、8日まで開かれる全国人民代表大会(全人代)常務委員会の会議で追加の景気刺激策が打ち出されるとの期待は強いものの、指数は前日に終値ベースで10月8日以来およそ1カ月ぶりの高値を付けた後とあって、利益確定の売りが相場の重しとなった。また、米大統領選挙の開票状況をにらみながら神経質な展開が続いた。セクター別では、保険や銀行、証券などが売られた半面、ゲームや採掘、不動産サービスなどが買われた。

 A株市場では、立訊精密工業(002475)や欧菲光集団(002456)が売られたほか、永輝超市(601933)や海爾智家(600690)も安かった。半面、完美世界(002624)や浙江三花智能控制(002050)が大幅高となったほか、招商局蛇口工業区控股(001979)や保利発展控股集団(600048)など不動産株が買われた。

 上海B株指数は0.38%安の282.66ポイント、深センB株指数は0.13%安の1263.00ポイント。


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