日経平均サマリー(1日)

市場概況
日経平均は大幅続落 東リが後場急騰

 11月に入り1日の日経平均は大幅続落。終値は1027円安の38053円。米国株安を嫌気して、寄り付きから500円を超える下落。ナスダックの下げが大きかったこと、注目度の高いレーザーテック<6920.T>の1Q決算が市場の期待に届かなかったことなどから、グロース株の下げが大きくなった。800円程度下げたところでいったん切り返したが、三連休を前に戻りは限定的。売り直されて安値圏で前場を終えると、後場は買い手不在の様相が強まり、下げ基調が続いた。終盤にかけては一時下げ幅を1100円超に拡大。38000円を割り込む場面もあり、4桁の下落で取引を終えた。

 東証プライムの売買代金は概算で4兆4900億円。業種別ではプラスはガラス・土石の1業種のみで、金属製品や銀行が小幅な下げにとどまった。一方、非鉄金属、輸送用機器、電気機器などが大きく下落した。上期は減益着地となったものの、資本政策の見直しや自己株取得を発表した東リ<7971.T>が、後場に一時ストップ高となるなど急騰。半面、SUBARU<7270.T>は上期決算発表直後に瞬間的にプラス転換したものの、11.5%安と値幅を伴った下げとなった。円安影響などから通期見通しは据え置いたものの、生産台数や連結販売台数の見通しを期初から引き下げたことが嫌気されたもよう。


*11月5日(火)からは東京証券取引所が午後の取引時間を30分延伸します。これに伴い、当コンテンツも配信が30分程度後ろ倒しになる見込みです。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。



日経平均
 38053.67 -1027.58
先物
 38120 -940
TOPIX
 2644.26 -51.25


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