東京外国為替市場概況・17時 ドル円、弱含み

市場概況
 31日午後の東京外国為替市場でドル円は弱含み。17時時点では152.23円と15時時点(152.84円)と比べて61銭程度のドル安水準だった。植田日銀総裁がこれまでのように「時間的な余裕はある」との文言を使わなかったことで152.06円まで弱含んだ。同文言を使わなかったのが、「6−7月から9月上旬に心配されていた米国のダウンサイドリスクを見極めるために使用していた」と米経済をもとにした判断と示されると、売りは一服し152.58円付近まで買い戻される場面もあった。ただ、植田日銀総裁の会見は総じてタカ派と捉えられたことや、時間外の米10年債利回りが緩やかに低下していることで上値が抑えられた。

 ユーロドルは小高い。17時時点では1.0859ドルと15時時点(1.0851ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ高水準だった。独10年債利回りが前日終値よりも上昇して始まったことで小高く推移。16時半過ぎには1.0864ドルまで小幅に上値を広げた。

 ユーロ円は軟調。17時時点では165.32円と15時時点(165.86円)と比べて54銭程度のユーロ安水準だった。総じてドル円に連れた動きになり、ユーロ円も165.02円まで売られ軟調推移。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:152.06円 - 153.59円
ユーロドル:1.0844ドル - 1.0864ドル
ユーロ円:165.02円 - 166.69円


(松井)


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