東京外国為替市場概況・10時 ドル円 底堅い

市場概況
 30日の東京外国為替市場でドル円は底堅い。10時時点では153.25円とニューヨーク市場の終値(153.36円)と比べて11銭程度のドル安水準だった。昨日に低下した米10年債利回りが時間外取引で一段と低下してスタートすると153.08円まで弱含んだ。ただ、米長期金利の低下幅が限定的にとどまったことや、日経平均の堅調な動きも下支えに153.30円近辺まで持ち直し、153円前半で底堅い動きとなっている。

 ユーロ円は小動き。10時時点では165.84円とニューヨーク市場の終値(165.91円)と比べて7銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下げにつられ165.70円までやや下値を広げたものの、株高も支えに165円後半の狭いレンジ内での振幅にとどまっている。

 ユーロドルは10時時点では1.0822ドルとニューヨーク市場の終値(1.0819ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ高水準だった。時間外の米長期金利の低下を眺めながら1.0826ドルまで上値を伸ばし昨日の高値に面合わせするも、1.08ドル前半での重い地合いは変わらず方向感は出ていない。

 9月豪消費者物価指数(CPI)、7-9月期CPIはいずれも予想を下回る結果となったが、豪ドルの反応は限定的。豪ドル/ドルは0.6554ドル、豪ドル/NZドルは1.0983NZドルまでわずかに豪ドル安に振れた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.08円 - 153.43円
ユーロドル:1.0814ドル - 1.0826ドル
ユーロ円:165.70円 - 165.94円

(金)


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