東京外国為替市場概況・12時 ドル円、上値が重い

市場概況
 29日の東京外国為替市場でドル円は上値が重い。12時時点では152.99円とニューヨーク市場の終値(153.29円)と比べて30銭程度のドル安水準だった。仲値にかけた売りが一服すると、日経平均のプラス転も支えに153.10円台までじり高となった。もっとも買戻しの勢いは続かず、「スポット応当日が月末に絡んだフロー」と見られる売りも散見されるなか再び下値を試す展開に。加藤財務相の「投機的動向含め、為替市場動向を緊張感をさらに高め注視」の発言が伝わると、152.85円まで下げ幅を広げた。

 ユーロ円は弱含み。12時時点では165.42円とニューヨーク市場の終値(165.73円)と比べて31銭程度のユーロ安水準だった。日本株高を受けた買戻しも165.60円には届かず、ドル円の下げとともに165.30円台まで押し戻された。12時前には165.34円まで下値を広げた。

 ユーロドルは小動き。12時時点では1.0812ドルとニューヨーク市場の終値(1.0812ドル)とほぼ同水準。1.0810ドル台で動意の鈍さが続いた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:152.85円 - 153.36円
ユーロドル:1.0811ドル - 1.0819ドル
ユーロ円:165.34円 - 165.82円



(小針)


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