NY株式サマリー(21日)=ダウ344ドル安と4日ぶりに反落 エヌビディアが買われナスダックが上昇

市場概況
◆ダウ平均: 42931.60 -344.31 -0.80%
◆S&P500: 5853.98 -10.69 -0.18%
◆NASDAQ: 18540.01 +50.45 +0.27%

 21日のNY株式相場は高安まちまち。エヌビディアなどのハイテク株の一角が上昇した一方、米10年債利回りの上昇が嫌気され、消費関連や住宅株などを中心に幅広い銘柄が利益確定売りに押された。先週末に史上最高値を更新したダウ平均は344.31ドル安(-0.80%)と4営業日ぶりに反落し、S&P500も0.18%安と反落。一方、ハイテク株主体のナスダック総合は0.27%高と4営業日続伸した。S&P500の11セクターはIT(+0.93%)を除く10セクターが下落。不動産が2.08%安となったほか、ヘルスケアが1.19%安となり、金融、生活必需品、素材も0.8%超下落した。ダウ平均採用銘柄はストライキの終了見通しを背景にボーイングが3%超上昇し、アップルも0.6%超上昇したものの、アメリカン・エキスプレス、メルク、トラベラーズ、ホーム・デポ、ゴールドマン・サックスが2%超下落した。米10年債利回りは先週末の4.075%から4.195%に上昇(価格は下落)。米大統領選でトランプ前大統領が勝利した場合の財政悪化見通しが売り材料となった。

 先週までダウ平均とS&P500の史上最高値更新が続き、主要3指数がそろって6週続伸となったことや、米大統領選が控えていることなどでスピード調整の可能性が意識される中、発表が一段と本格化する第3四半期決算を控えた様子見姿勢も強まった。今週はS&P500採用110銘柄以上が発表予定で、ベライゾン、フリーポート・マクモラン、ゼネラル・モーターズ、3M(以上22日)、ボーイング、AT&T、コカ・コーラ、IBM、ラム・リサーチ、テスラ(以上23日)、ユニオン・パシフィック、ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)、サウスウェスト航空(以上24日)などの決算やガイダンスに要注目となる。


OANDA CFD

Provided by
DZH Finacial Research

「投資を面白く、投資家を笑顔に」をスローガンに、株式や為替など様々な金融マーケットの情報を提供。 豊富な経験を持つエキスパートが多数在籍し、スピーディー且つオリジナルな視点からの情報をOANDA Labに配信しています。
会社名:株式会社DZHフィナンシャルリサーチ
所在地:東京都中央区明石町8番1号 聖路加タワー32階
商号等:【金融商品取引業者】投資助言業/【登録番号】関東財務局長(金商)907号


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
一覧へ戻る

ホーム » マーケットニュース » NY株式サマリー(21日)=ダウ344ドル安と4日ぶりに反落 エヌビディアが買われナスダックが上昇