日経平均サマリー(17日)

市場概況
日経平均は大幅続落 39000円を割り込み安値引け

 17日の日経平均は大幅続落。終値は269円安の38911円。米国株高を受けて買いが先行したものの、すぐに値を消してマイナス転換。いったん切り返して上げ幅を3桁に広げたが、半導体株が前日に続いて弱く、売り直されて再びマイナス圏に沈んだ。そこから節目の39000円を割り込み、下げ幅を200円超に拡大。前場を安値圏で終えると、後場はしばらく動意薄の状態が続いた。TSMCの好決算が伝わったことから、終盤には幾分下げ幅を縮める動きが見られた。しかし、好反応は一時的にとどまり、引けにかけては改めて売りに勢いがつく展開。終値で39000円を割り込み、安値引けとなった。

 東証プライムの売買代金は概算で3兆7500億円。業種別では電気・ガス、海運、銀行などが上昇した一方、精密機器、非鉄金属、化学などが下落した。半導体株に振り回されて全体では手がけづらさが意識される中、日本郵船<9101.T>や商船三井<9104.T>など海運株に強い動きが見られた。半面、足元高値圏で推移していたフジクラ<5803.T>が、特段の材料が観測されない中で5%近い下落となった。



日経平均
 38911.19 -269.11
先物
 39100 -90
TOPIX
 2687.83 -2.83


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