スポット
(16日終値)
ドル・円相場:1ドル=149.64円(前営業日比△0.44円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=162.54円(▲0.02円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0862ドル(▲0.0031ドル)
ダウ工業株30種平均:43077.70ドル(△337.28ドル)
ナスダック総合株価指数:18367.08(△51.49)
10年物米国債利回り:4.01%(▲0.02%)
WTI原油先物11月限:1バレル=70.39ドル(▲0.19ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=2691.3ドル(△12.4ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
MBA住宅ローン申請指数
(前週比) ▲17.0% ▲5.1%
9月米輸入物価指数
(前月比) ▲0.4% ▲0.2%・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は反発。ダウ平均が史上最高値を更新するなど、米国株相場が底堅く推移すると、投資家のリスク志向改善を意識した円売り・ドル買いが出た。4時過ぎには一時149.81円と日通し高値を更新した。
ただ、前日の高値149.84円や14日の高値149.98円が目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。米長期金利の指標となる米10年債利回りが節目の4%を下回り、3.99%台まで低下したことも相場の重しとなった。
・ユーロドルは3日続落。米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りが先行すると一時1.0901ドルと日通し高値を付けたものの、前日の高値1.0917ドルが目先レジスタンスとして働くと失速した。欧州中央銀行(ECB)が明日17日の定例理事会で追加利下げを決めるとの観測もユーロの重し。ドル円のドル高基調につれたユーロ売り・ドル買いも出ると一時1.0853ドルと8月2日以来およそ2カ月半ぶりの安値を更新した。
・ポンドドルは軟調だった。欧州時間に発表された9月英消費者物価指数(CPI)が予想を下回ると、英中銀(BOE)が利下げを進めやすくなるとの見方が広がり、英長期金利の低下とともにポンド売りが進んだ。5時前には一時1.2977ドルと8月20日以来の安値を更新した。
・ユーロ円は小幅ながら続落。ドル円の上昇につれた円売り・ユーロ買いが出ると、1時30分前に162.89円と本日高値を付けたものの、ユーロドルの下落につれた売りが出ると上値が重くなった。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、史上最高値を更新した。金融大手モルガン・スタンレーが発表した四半期決算が良好な内容だったことを受けて、買い安心感が広がった。15日に決算を発表したゴールドマン・サックスも買われ、相場を下支えした。なお、前日大幅安となったユナイテッドヘルス・グループは2.7%上昇し、1銘柄でダウ平均を102ドル程度押し上げた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も反発。前日に下げが目立ったエヌビディアなどに買いが入った。
・米国債券相場で長期ゾーンは続伸。ECBやBOEの追加利下げ観測を背景に欧州債相場が上昇すると、米国債にも買いが波及した。9月米輸入物価指数が予想を下回ったことも相場の支援材料。
・原油先物相場は小幅に4日続落。石油輸出国機構(OPEC)や国際エネルギー機関(IEA)が今週、今年の世界石油需要の伸びについて見通しを下方修正したことが意識され、この日も上値の重い展開となった。もっとも昨日の安値を下回ったところで売りが一服すると、週初から大きく下げた反動で持ち高調整の動きが中心となった。
・金先物相場は続伸。米長期金利の低下やECBやBOEの追加利下げ観測が、金利の付かない金の支えとなった。中東の紛争拡大リスクに対する懸念も高まったままであり、こちらも安全資産とされる金に資金を向かわせた。
(中村)
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ドル・円相場:1ドル=149.64円(前営業日比△0.44円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=162.54円(▲0.02円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0862ドル(▲0.0031ドル)
ダウ工業株30種平均:43077.70ドル(△337.28ドル)
ナスダック総合株価指数:18367.08(△51.49)
10年物米国債利回り:4.01%(▲0.02%)
WTI原油先物11月限:1バレル=70.39ドル(▲0.19ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=2691.3ドル(△12.4ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
MBA住宅ローン申請指数
(前週比) ▲17.0% ▲5.1%
9月米輸入物価指数
(前月比) ▲0.4% ▲0.2%・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は反発。ダウ平均が史上最高値を更新するなど、米国株相場が底堅く推移すると、投資家のリスク志向改善を意識した円売り・ドル買いが出た。4時過ぎには一時149.81円と日通し高値を更新した。
ただ、前日の高値149.84円や14日の高値149.98円が目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。米長期金利の指標となる米10年債利回りが節目の4%を下回り、3.99%台まで低下したことも相場の重しとなった。
・ユーロドルは3日続落。米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りが先行すると一時1.0901ドルと日通し高値を付けたものの、前日の高値1.0917ドルが目先レジスタンスとして働くと失速した。欧州中央銀行(ECB)が明日17日の定例理事会で追加利下げを決めるとの観測もユーロの重し。ドル円のドル高基調につれたユーロ売り・ドル買いも出ると一時1.0853ドルと8月2日以来およそ2カ月半ぶりの安値を更新した。
・ポンドドルは軟調だった。欧州時間に発表された9月英消費者物価指数(CPI)が予想を下回ると、英中銀(BOE)が利下げを進めやすくなるとの見方が広がり、英長期金利の低下とともにポンド売りが進んだ。5時前には一時1.2977ドルと8月20日以来の安値を更新した。
・ユーロ円は小幅ながら続落。ドル円の上昇につれた円売り・ユーロ買いが出ると、1時30分前に162.89円と本日高値を付けたものの、ユーロドルの下落につれた売りが出ると上値が重くなった。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、史上最高値を更新した。金融大手モルガン・スタンレーが発表した四半期決算が良好な内容だったことを受けて、買い安心感が広がった。15日に決算を発表したゴールドマン・サックスも買われ、相場を下支えした。なお、前日大幅安となったユナイテッドヘルス・グループは2.7%上昇し、1銘柄でダウ平均を102ドル程度押し上げた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も反発。前日に下げが目立ったエヌビディアなどに買いが入った。
・米国債券相場で長期ゾーンは続伸。ECBやBOEの追加利下げ観測を背景に欧州債相場が上昇すると、米国債にも買いが波及した。9月米輸入物価指数が予想を下回ったことも相場の支援材料。
・原油先物相場は小幅に4日続落。石油輸出国機構(OPEC)や国際エネルギー機関(IEA)が今週、今年の世界石油需要の伸びについて見通しを下方修正したことが意識され、この日も上値の重い展開となった。もっとも昨日の安値を下回ったところで売りが一服すると、週初から大きく下げた反動で持ち高調整の動きが中心となった。
・金先物相場は続伸。米長期金利の低下やECBやBOEの追加利下げ観測が、金利の付かない金の支えとなった。中東の紛争拡大リスクに対する懸念も高まったままであり、こちらも安全資産とされる金に資金を向かわせた。
(中村)
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DZH Finacial Research
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