中国株サマリー(14日)

市場概況
大幅反発、軍需株や建材株など全面高

 週明け14日の中国本土株式市場で、上海総合指数は大幅に反発。終値は前営業日比2.07%高の3284.32ポイントだった。深セン成分指数は2.65%高の10327.40ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆6349億8500万元だった。

 上海総合指数は序盤にマイナス圏に沈む場面もあったが、その後はプラス圏で堅調に推移した。指数は前週末に大幅反落し、国慶節の連休を挟んで9月27日以来、2週間ぶり安値を付けた後とあって、買い戻す動きが広がった。また、中国財政部の藍仏安部長が12日の記者会見で、中国共産党政治局が9月26日の会議で決めた方針に基づき、財政部が4方面で一連の追加政策を打ち出すと発表したことを受け、具体的な政策発表への期待も強まった。セクター別では、軍需やセメント・建材、電子部品が全面高となるなど、ほぼ全セクターで買いが優勢だった。半面、採掘や証券の一角が売られた。

 A株市場では、広聯達科技(002410)や中公教育科技(002607)が大きく上げたほか、会長から自社株買いの提案があったと発表した招商局港口集団(001872)や招商局蛇口工業区控股(001979)など国務院系の招商局集団の傘下企業も買われた。半面、中信証券(600030)や春秋航空(601021)が売られた。

 上海B株指数は2.05%高の274.59ポイント、深センB株指数は1.53%高の1226.40ポイント。


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