NY株式サマリー(7日)=ダウ398ドル安 原油高や米国債利回り上昇でセンチメントが悪化

市場概況
◆ダウ平均: 41954.24 -398.51 -0.94%
◆S&P500: 5695.94 -55.13 -0.96%
◆NASDAQ: 17923.91 -213.94 -1.18%

 7日のNY株式相場は反落。原油高や米10年債利回りの上昇が続いたことでセンチメントが悪化した。NY原油先物が中東情勢の緊迫化による供給不安から5日続伸して77ドル台に上昇し、米10年債利回りは先週末の強い雇用統計を受けた大幅利下げ期待の後退で、7月31日以来となる4.0%台に上昇した。投資家の不安心理を示すVIX指数は先週末の19.21ポイントから22.64ポイントに上昇し、8月8日以来の高水準となった。ダウ平均は軟調にスタートすると、一時、521ドル安まで下落し、398.51ドル安(-0.94%)で終了。S&P500とナスダック総合もそれぞれ0.96%安、1.18%安で終了し、主要3指数がそろって反落した。S&P500の11セクターはエネルギー(+0.35%)を除く10セクターが下落。公益が2.32%安と下落率トップとなったほか、コミュニケーション、一般消費財、金融、生活必需品が1%超下落した。

 先週末の9月雇用統計で非農業部門雇用者数や失業率が予想を上回ったことで米国経済のソフトランディング期待が高まり主要3指数がそろって上昇。ダウ平均が0.09%高、S&P500が0.22%高、ナスダック総合が0.10%高と3指数がそろって小幅ながら4週続伸した。今週は水曜日に、0.50%の利下げが決定された9月米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が公表されるほか、木曜日に9月消費者物価指数 (CPI)、金曜日に9月生産者物価指数 (PPI)と注目の経済指標の発表が続く。今週は第3四半期決算発表もスタートし、火曜日のペプシコ、木曜日のデルタ航空、ドミノ・ピザ、金曜日のJPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴなどの決算やガイダンスに要注目となる。


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