東京外国為替市場概況・12時 ドル円、上昇一服

市場概況
 3日の東京外国為替市場でドル円は上昇一服。12時時点では146.78円とニューヨーク市場の終値(146.47円)と比べて31銭程度のドル高水準だった。昨日来の急ピッチな上昇が持続して8月20日以来の高値147.24円まで高値を更新。ただ、同水準では利食い売りも見られ、146.68円前後へ下押した。野口日銀審議委員の「緩和的な金融環境を忍耐強く維持し続けることが重要」「今後のデータ次第では遠からず政策金利の調整が必要になる可能性はある」などの発言が伝わったものの為替は明確な反応を示さなかった。

 ユーロ円も上昇一巡。12時時点では161.98円とニューヨーク市場の終値(161.76円)と比べて22銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の動向にともなう円相場の振れに沿った推移。162.49円まで上昇後、161.89円前後まで下押した。ポンド円も195.18円、豪ドル円は101.28円まで上値を伸ばしたところで上昇に一服感が生じた。

 ユーロドルは12時時点では1.1036ドルとニューヨーク市場の終値(1.1045ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ安水準だった。対円でのドル上昇に続き、ユーロ円の下押しも影響して、1.1035ドルまで小幅に下値を広げた。しかし円相場主導のなか依然としてレンジは限定的。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.29円 - 147.24円
ユーロドル:1.1035ドル - 1.1049ドル
ユーロ円:161.63円 - 162.49円

(関口)


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