NY株式サマリー(2日)=ダウ39ドル高と小幅に反発 ADP民間部門雇用者数が予想を上回る

市場概況
◆ダウ平均: 42196.52 +39.55 +0.09%
◆S&P500: 5709.54 +0.79 +0.01%
◆NASDAQ: 17925.123 +14.76 +0.08%

 2日のNY株式相場は小幅に上昇。中東情勢の緊迫化や、通期ガイダンスを取り下げたナイキ(-6.77%)や出荷台数が予想を下回ったテスラ(-3.49%)の下落が重しとなったものの、前日に大きく下落した反動や、エヌビディア(+1.58%)、原油高を好感したエネルギー株の上昇が相場を支えた。金曜日に注目の米9月雇用統計の発表を控える中、9月ADP民間部門雇用者数が予想を上回ったことも安心感につながった。ダウ平均は188ドル安まで下落後、102ドル高まで上昇し、39.55ドル高(+0.09%)とわずかながらプラス圏で終了。S&P500とナスダック総合もそれぞれ0.01%高、0.08%高とプラス圏で終了した。S&P500の11セクターはエネルギー(+1.12%)のほか、IT、金融など4セクターが上昇し、生活必需品、一般消費財、コミュニケーション、不動産など7セクターが下落した。センチメントはやや改善。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の19.26ポイントから18.90ポイントに低下した。

 9月ADP民間部門雇用者数は14.3万人増と前月分改定値の10.3万人増や市場予想の12.0万人増を上回った。強い結果となった民間雇用統計を受けて米10年債利回りは前日の3.743%から3.784%に上昇した。金曜日に発表される9月雇用統計では非農業部門雇用者数が8月分の14.2万人増から14.0万人増へとほぼ横ばいが見込まれており、雇用の底堅さを示す結果となれば安心感が広がりそうだ。


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