スポット
(2日終値)
ドル・円相場:1ドル=146.47円(前営業日比△2.90円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=161.76円(△2.86円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1045ドル(▲0.0023ドル)
ダウ工業株30種平均:42196.52ドル(△39.55ドル)
ナスダック総合株価指数:17925.13(△14.77)
10年物米国債利回り:3.78%(△0.05%)
WTI原油先物11月限:1バレル=70.10ドル(△0.27ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=2669.7ドル(▲20.6ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
MBA住宅ローン申請指数
(前週比) ▲1.3% 11.0%
9月ADP全米雇用報告
14.3万人 10.3万人・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は大幅に反発。欧州市場では、石破茂首相が植田和男日銀総裁との会談後、「個人的には現在、追加の利上げをするような環境にあるとは考えていない」「これから先も緩和基調を維持しながら経済が持続的に発展することを期待している」と述べたことをきっかけに全般円売りが進行。NY市場でもこの流れが継続した。
さらに、9月ADP全米雇用報告で政府部門を除く非農業部門雇用者数が14.3万人増と予想の12.0万人増を上回ったことが伝わると、米長期金利の上昇とともにドル買いが活発化。9月27日の石破ショック前に付けた高値146.49円を上抜けて、一時146.51円まで上値を伸ばした。
なお、米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有するバーキン米リッチモンド連銀総裁は「経済が予想通りに進展すれば、今年さらに2回の0.25%の利下げは合理的な道筋とみている」などと語った。
・ユーロドルは4日続落。良好な米雇用指標を受けてユーロ売り・ドル買いが先行。前日の安値1.1046ドルを下抜けると一時1.1033ドルまで下げ足を速めた。米長期金利の指標となる米10年債利回りが3.81%台まで上昇したことも相場の重し。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時101.69まで上昇した。
・ユーロ円は大幅反発。石破首相が日銀の追加利上げについて慎重な姿勢を示すと全般円安が進んだ。米国株相場の持ち直しや日経平均先物の大幅上昇も相場の支援材料となり、5時前に一時161.88円まで値を上げた。
なお、ナイト・セッションの日経平均先物は大証終値比990円高の3万8740円まで上昇する場面があった。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は小反発。イスラエルとイランを巡る地政学リスクへの懸念が相場の重しとなり、続落して始まった。ただ、9月ADP全米雇用報告が予想を上回り、米労働市場の底堅さを示すと、徐々に買い戻しが優勢となり上げに転じた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も小反発した。
・米国債券相場で長期ゾーンは反落。9月ADP全米雇用報告が予想を上回り、雇用情勢が依然として底堅いことが示されると売りが優勢となった。
・原油先物相場は続伸。昨日のイランによる弾道ミサイル発射について、「イスラエルが数日内に報復する」との報道で一時72.49ドルまで大幅に原油先物価格は上昇した。しかし、米エネルギー省(EIA)が発表した原油在庫とガソリン在庫が予想の取り崩しに対し積み増しとなったことで、一転原油先物に売りが入り大幅に上げ幅を縮小して引けた。
・金先物相場は反落。中東情勢の緊迫化で安全資産とされる金先物に買いが集まる場面もあったが、米金利の上昇で金利のつかない金先物は売りが優勢となった。対円を中心にドル高が進んだことで、ドルで取引される金先物には割高感も出たことも重しになった。
(中村)
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ドル・円相場:1ドル=146.47円(前営業日比△2.90円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=161.76円(△2.86円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1045ドル(▲0.0023ドル)
ダウ工業株30種平均:42196.52ドル(△39.55ドル)
ナスダック総合株価指数:17925.13(△14.77)
10年物米国債利回り:3.78%(△0.05%)
WTI原油先物11月限:1バレル=70.10ドル(△0.27ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=2669.7ドル(▲20.6ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
MBA住宅ローン申請指数
(前週比) ▲1.3% 11.0%
9月ADP全米雇用報告
14.3万人 10.3万人・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は大幅に反発。欧州市場では、石破茂首相が植田和男日銀総裁との会談後、「個人的には現在、追加の利上げをするような環境にあるとは考えていない」「これから先も緩和基調を維持しながら経済が持続的に発展することを期待している」と述べたことをきっかけに全般円売りが進行。NY市場でもこの流れが継続した。
さらに、9月ADP全米雇用報告で政府部門を除く非農業部門雇用者数が14.3万人増と予想の12.0万人増を上回ったことが伝わると、米長期金利の上昇とともにドル買いが活発化。9月27日の石破ショック前に付けた高値146.49円を上抜けて、一時146.51円まで上値を伸ばした。
なお、米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有するバーキン米リッチモンド連銀総裁は「経済が予想通りに進展すれば、今年さらに2回の0.25%の利下げは合理的な道筋とみている」などと語った。
・ユーロドルは4日続落。良好な米雇用指標を受けてユーロ売り・ドル買いが先行。前日の安値1.1046ドルを下抜けると一時1.1033ドルまで下げ足を速めた。米長期金利の指標となる米10年債利回りが3.81%台まで上昇したことも相場の重し。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時101.69まで上昇した。
・ユーロ円は大幅反発。石破首相が日銀の追加利上げについて慎重な姿勢を示すと全般円安が進んだ。米国株相場の持ち直しや日経平均先物の大幅上昇も相場の支援材料となり、5時前に一時161.88円まで値を上げた。
なお、ナイト・セッションの日経平均先物は大証終値比990円高の3万8740円まで上昇する場面があった。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は小反発。イスラエルとイランを巡る地政学リスクへの懸念が相場の重しとなり、続落して始まった。ただ、9月ADP全米雇用報告が予想を上回り、米労働市場の底堅さを示すと、徐々に買い戻しが優勢となり上げに転じた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も小反発した。
・米国債券相場で長期ゾーンは反落。9月ADP全米雇用報告が予想を上回り、雇用情勢が依然として底堅いことが示されると売りが優勢となった。
・原油先物相場は続伸。昨日のイランによる弾道ミサイル発射について、「イスラエルが数日内に報復する」との報道で一時72.49ドルまで大幅に原油先物価格は上昇した。しかし、米エネルギー省(EIA)が発表した原油在庫とガソリン在庫が予想の取り崩しに対し積み増しとなったことで、一転原油先物に売りが入り大幅に上げ幅を縮小して引けた。
・金先物相場は反落。中東情勢の緊迫化で安全資産とされる金先物に買いが集まる場面もあったが、米金利の上昇で金利のつかない金先物は売りが優勢となった。対円を中心にドル高が進んだことで、ドルで取引される金先物には割高感も出たことも重しになった。
(中村)
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