東京外国為替市場概況・10時 ドル円 小幅高

市場概況
 2日の東京外国為替市場でドル円は小幅高。10時時点では143.81円とニューヨーク市場の終値(143.57円)と比べて24銭程度のドル高水準だった。本邦勢が参入後はやや買いが優勢となり、早朝の143.43円を安値に143.88円まで切り返した。ただ、日経平均が600円超安と中東情勢への警戒感が続いていることもあり、引き続き上値は重い。

 ユーロ円もじり高。10時時点では159.14円とニューヨーク市場の終値(158.90円)と比べて24銭程度のユーロ高水準だった。中東の地政学リスクを背景としたリスクオフの円買いはいったん落ち着き、159.23円まで買い戻しが優勢となった。

 ユーロドルは10時時点では1.1066ドルとニューヨーク市場の終値(1.1068ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ安水準だった。NY終値付近でもみ合い。下げ渋るも、欧州中央銀行(ECB)の10月会合での追加利下げ思惑が強まっていることで上値は重い。時間外の米10年債利回りは前日終値水準の3.73%近辺で値動きは限定的。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.43円 - 143.88円
ユーロドル:1.1063ドル - 1.1072ドル
ユーロ円:158.75円 - 159.23円

(金)


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