日経平均サマリー(30日)

市場概況
日経平均は3日ぶり大幅反落 後場も売りが続いて1910円安

 30日の日経平均は3日ぶり大幅反落。終値は1910円安の37919円。27日に自民党新総裁が決まった後、円高が急速に進行して先物が急落。これを嫌気して、700円超下げて始まった。主力銘柄は銀行株以外はほぼ全滅といった状態で、早々に下げ幅を4桁に拡大。1900円超下げた38000円近辺でいったん売り圧力は和らいだ。

 しかし、下げ渋っても戻りは限定的。後場に入るとドル円が141円台に突入し、円高進行が警戒ムードを高めた。この動きを横目で見ながら終盤にかけては38000円より下が定着。2000円超下げる場面もあり、安値圏で取引を終えた。

 東証プライムの売買代金は概算で6兆1200億円。業種別ではプラスは銀行1業種のみで、パルプ・紙や石油・石炭が相対的に値を保った。一方、輸送用機器、不動産、証券・商品先物などが大きく下落した。自己株取得を発表したメディカル・データ・ビジョン<3902.T>が地合いの悪い中でも急伸。半面、値幅を伴った株安となる中、野村ホールディングス<8604.T>や大和証券グループ本社<8601.T>など証券株が大幅に下落した。

日経平均
 37919.55 -1910.01
先物
 37930 -1920
TOPIX
 2645.94 -95.00


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