日経平均サマリー(30日午前)

市場概況
日経平均は3日ぶり大幅反落 38000円を割り込む

 30日の日経平均は3日ぶり大幅反落。前引けは1849円安の37980円。先週、自民党総裁選の結果を受けて円高が進み先物が急落したことを嫌気して、大きく水準を切り下げる展開。700円超下げて始まり、すぐに4桁安となると、そこから下げ幅を1900円超に広げた。節目の38000円を割り込んだところでは売り圧力が和らいだ。ただ、下げ渋っても戻りは限られ、安値圏かつ、38000円を下回って前場の取引を終えた。

 東証プライムの売買代金は概算で2兆6300億円。業種別では銀行1業種のみが上昇しており、空運や石油・石炭などの下げが限定的。一方、不動産、輸送用機器、その他製品などがかなり弱い。自民党新代表の石破茂氏が地方の掘り起こしに力を入れる趣旨の発言をしていることから、ふるさと納税関連の事業を手がけるチェンジホールディングス<3962.T>が急騰している。半面、27日の米国でエヌビディアなど半導体株が弱かったことを受けて、レーザーテック<6920.T>や東京エレクトロン<8035.T>が急落している。


日経平均
 37980.34 -1849.22
先物
 37870 -1980
TOPIX
 2650.62 -90.32


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