東京マーケットダイジェスト・12日 円安・株大幅高

スポット
(12日15時時点)
ドル円:1ドル=142.80円(前営業日NY終値比△0.44円)
ユーロ円:1ユーロ=157.39円(△0.61円)
ユーロドル:1ユーロ=1.1022ドル(△0.0010ドル)
日経平均株価:36833.27円(前営業日比△1213.50円)
東証株価指数(TOPIX):2592.50(△61.83)
債券先物9月物:144.54円(▲0.14円)
新発10年物国債利回り:0.860%(△0.010%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.25600%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)
     <発表値>    <前回発表値>
7-9月期法人企業景気予測調査
大企業業況判断指数(BSI、全産業)
        5.1        0.4
大企業業況判断指数(BSI、製造業)
        4.5       ▲1.0
8月企業物価指数
前月比     ▲0.2%    0.5%・改
前年同月比   2.5%       3.0%
対外対内証券売買契約等の状況(前週)
対外中長期債
      2226億円の処分超 1兆6405億円の所得超
対内株式
      9023億円の処分超 8244億円の処分超

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は底堅い。朝方から日経平均先物の上昇につれる形で買いが先行。昨日高値の142.54円を上抜けて142.95円まで値を上げた。ただ、節目の143円を前に買いが一服すると田村審議員が「見通し期間後半には少なくとも1%程度まで利上げが必要」との見解を示すと142.26円付近まで下押しした。一方、日経平均株価が4桁高まで上げ幅を広げると再び強含むなど下値は堅かった。

・ユーロ円も底堅い。ドル円と同様に朝方から買いが強まったが、田村審議員の発言で156.63円まで失速。ただ、日本株の大幅上昇を支えに一時157.47円まで切り返した。

・ユーロドルは小動き。今晩に欧州中央銀行(ECB)定例理事会を控えているとあって様子見ムードが広がり1.10ドル台前半でこう着している。

・日経平均株価は8営業日ぶりに反発。昨日の米ハイテク株が上昇したため、東京エレクトロンなど半導体関連株の上昇が目立った。外国為替市場での円高一服も自動車株などへの買いを集め、指数の上げ幅は今年3番目の大きさとなった。

・債券先物相場は反落。昨日の米国債券相場が下落した流れを引き継いで売りが先行。田村日銀審議委員がタカ派的な見解を示したことも材料視され、一時144.38円まで下落した。


(越後)


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