NY株式サマリー(26日)=ダウ654ドル高と続伸 インフレ鈍化でS&P500とナスダックも反発

市場概況
◆ダウ平均: 40589.34 +654.27 +1.64%
◆S&P500: 5459.10 +59.88 +1.11%
◆NASDAQ: 17357.88 +176.16 +1.03%

 26日のNY株式相場は上昇。注目された6月個人消費支出 (PCE) 価格指数が前年比+2.5%と5月分の+2.6%から伸びが鈍化し、前月比でも+0.1%と予想と一致し、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ期待が一段と高まる中、小型株や景気循環株への資金ローテーションが続いた。割高感が強まり今週売られたメガキャップの一角も反発した。ダウ平均は一時818ドル高まで上昇し、654.27ドル高(+1.64%)の40589.34ドルと2日続伸して終了。S&P500とナスダック総合もそれぞれ1.11%高、1.03%高と、ともに4日ぶりに反発した。小型株指数のラッセル2000は1.67%高と大幅に2日続伸した。業種別ではS&P500の全11セクターが上昇。資本財の1.72%高を筆頭に、素材、不動産、金融、一般消費財、ITの6セクターが1%超上昇した。資本財では好決算を発表した3Mが22.99%高と急騰し、ダウ平均採用銘柄の中で上昇率トップとなり、1銘柄でダウ平均を156ドル余り押し上げた。メガキャップはメタが2.71%高となったほか、マイクロソフト、アマゾンも1%超上昇した。

 週間ではダウ平均が0.75%高と4週続伸した一方、S&P500が0.83%安、ナスダック総合が2.08%安とともに2週続落。ラッセル2000は3.47%高と大幅に3週続伸した。7月月初来ではダウ平均が3.76%高と3カ月続伸ペースとなった一方、S&P500が0.03%安とわずかながらマイナス圏となり、ナスダック総合も2.11%安とともに3カ月ぶりの反落ペースなった。ラッセル2000は10.37%高と大幅反発ペースとなった。

 6月PCE価格指数の鈍化を受けて米10年債利回りは前日の4.256%から4.195%に低下。CMEのフェド・ウォッチ・ツールの年内3回の利下げ確率は前日の60%から66%に上昇した。



(羽土)


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