NY株式サマリー(2日)=ダウ162ドル高 テスラが急伸し、S&P500とナスダックが最高値更新

市場概況
◆ダウ平均:39331.85 +162.33 +0.41%
◆S&P500:5509.01 +33.92 +0.62%
◆NASDAQ:18028.77 +149.47 +0.84%

 2日のNY株式相場は続伸。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長がインフレ抑制にかなりの進展があったと発言したことが好感されたほか、4-6月期の出荷台数が市場予想を上回ったテスラが10.20%高となったことも相場を押し上げた。ダウ平均は83ドル安まで下落する場面もあったが、162.33ドル高(+0.41%)と2日続伸して終了。S&P500とナスダック総合も、やや軟調にスタートしたものの、それぞれ0.62%高、0.84%高と2日続伸して終了し、ともに終値の過去最高値を更新した。S&P500の11セクターは一般消費財、金融、コミュニケーション、生活必需品、資本財、ITなど9セクターが上昇し、ヘルスケア、エネルギーの2セクターが下落した。センチメントは引き続き良好。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の12.22ポイントから12.03ポイントに低下し、6月13日以来の低水準となった。

 パウエルFRB議長は欧州中央銀行(ECB)主催のECBフォーラムで、インフレがFRBのターゲットである2%に向かってかなり進展があったとした。ただ、利下げについてはインフレが持続的に2%に向かって低下している更なる確証が必要だとし、早期の利下げに慎重な姿勢も示した。経済指標では、5月JOLTS求人件数が814万件と市場予想の791万件を上回る強い結果となった。米10年債利回りは前日の4.479%から一時4.465%まで上昇したが、4.437%と前日比0.042%ポイント低下した。今週は4日木曜日が独立記念日の祝日で株式市場が休場。前日の3日水曜日は午後1時までの短縮取引となる。

(小針)


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