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【ワシントン共同】米政府は中国で建造された船舶が米国に入港する際に手数料を取る措置を始める方針を示した。米国の造船業の復活と、中国の海運、造船分野での支配的立場に対抗することが目的と説明している。通商代表部(USTR)が17日に公表した。
180日間の猶予を設けた後に実施する。中国で建造された船などを対象に、米国への入港のたびに手数料を徴収し、数年かけて徐々に増加させる。
トランプ政権は造船業復活を進める方針を打ち出しているが、関税措置を巡って対立が深まる中国との関係がさらに悪化する恐れもある。
貿易相手国の政策や慣行を不公正だと見なした場合に一方的な制裁を科せる米通商法301条に基づく対応。
USTRのグリア代表は、船舶や海運は米国の経済安全保障にとって不可欠だと指摘し「トランプ政権は、中国の支配的立場を逆転させ、サプライチェーン(供給網)の脅威に対処する」との声明を出した。
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