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【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は10日、アラブ首長国連邦(UAE)のムハンマド大統領と電話会談し、自由貿易協定(FTA)の交渉開始で合意した。トランプ米政権による関税強化を背景に、世界で保護主義が台頭する中、経済連携を強めて貿易や投資の拡大を目指す。
EUは再生可能エネルギーや、二酸化炭素(CO2)を排出せずに製造するグリーン水素、重要資源といった分野で協力を深めることを期待する。英紙フィナンシャル・タイムズによると、UAEは政府系ファンドなどを通じて欧州の再エネ関連企業に多額の投資をしており、EUとの関係強化を望んでいた。
ムハンマド氏はXで「EUとの関係を深め、経済成長を促進することを目指す」と表明した。
EUは第2次トランプ政権の発足後、貿易相手の多角化に向けた動きを加速している。フォンデアライエン氏はカナダのカーニー首相とも電話会談し、日本が主導してきた環太平洋連携協定(TPP)の加盟国との協力強化に意欲を示した。
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