冷凍ギョーザなど海外で拡大

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 味の素の新社長に就任した中村茂雄氏(57)が10日までに共同通信のインタビューに応じ、海外の冷凍食品事業を強化する方針を表明した。冷凍ギョーザの販売を昨年始めたブラジルで現地生産を検討するなど、各地への輸出拡大に向けて海外展開を加速させる。

 中村氏は味の素の社長として初めての技術系出身となる。現在はタイで生産してブラジルに輸出している冷凍ギョーザについて「需要を見て現地で製造したい」と強調。東南アジアと南米での冷凍食品の売り上げが欧州に次ぐ柱になると期待する。

 同社は2024年7月にブラジルで冷凍ギョーザを発売しており、同国内の既存工場に、製造ラインを追加する方向だ。

 日本の冷凍食品事業は欧米でも売り上げが伸びており「ヘルシーで高品質というイメージがある。現地にあったレシピを提供して伸ばす」と語った。トランプ米政権の関税政策については「現地で生産しており、影響は小さい」と述べた。

 一方、国内では原料費や人件費の高騰で苦戦が続いており「コスト削減で吸収しきれない部分は値上げする」とした。


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