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【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)は9日、3月の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録を公表した。大多数の参加者は、トランプ政権の関税強化などで生じるインフレの影響が想定よりも持続する可能性があると指摘した。ほぼ全ての参加者が物価は上振れ、雇用は下振れする可能性がそれぞれ高まっていると見通した。
3月のFOMCは、2会合連続で主要政策金利の据え置きを決めた。会合後に発表した経済見通しでは、2025年10~12月期の物価予想を引き上げた一方、経済成長率は下方修正した。
参加者は、トランプ政権の政策が経済見通しに及ぼす影響の不確実性が増していると説明。足元の米経済は堅調なため、インフレと経済活動の見通しがより明確になるまで、利下げなどの政策調整を待てる状況にあるとした。
複数の参加者は、国境を越えたサプライチェーン(供給網)を持つ自動車業界は関税で大きなリスクに直面していると分析した。
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