蓄電池メーカーの保険商品開発へ

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 あいおいニッセイ同和損害保険は、パナソニックホールディングス(HD)の蓄電池の劣化予測技術を活用し、蓄電池システムを扱うメーカー向けの保険商品の開発に取り組んでいる。天候により発電量が変化する太陽光発電などの普及に伴い、電力をためる蓄電池の需要増が見込まれ、利用しやすい保険商品を提供する狙い。

 リチウムイオン蓄電池は充電と放電を繰り返すにつれ、ためられる容量が減り、10年ほど経過すると約80%しか充電できなくなる。また使用方法によって劣化度合いは異なる。現在は、蓄電池の故障に関する長期的なデータが不十分で、蓄電池システムのメーカーからの保険契約引き受けが難しい状況となっている。想定より早い劣化などによる故障時には保険が使えず、メーカー側が修理代を負担している。

 パナソニックHDの予測技術では、蓄電池システムから得られる電流や電圧、温度などのデータを人工知能(AI)に読み込ませ、劣化の度合いを推定できるという。


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