3月の東京物価、2・4%上昇

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 総務省が28日発表した3月の東京都区部の生鮮食品を除く消費者物価指数(中旬速報値、2020年=100)は109・1となり、前年同月比2・4%上昇した。伸び率は2月の2・2%から0・2ポイント拡大。コメ類が89・6%上昇し、比較可能な1971年以降で最大の伸び率を更新したことが押し上げた。

 コメ類の伸び率は2月に77・5%だった。3月にはコメの値下がりを狙い政府備蓄米の入札が実施されたものの、高止まりが続いた。

 生鮮食品を除く食料は5・6%上昇。2月は5・0%の上昇だった。

 コメ関係では、おにぎりが11・8%、弁当も8・4%それぞれ上昇した。外食のすしは8・7%上がった。

 原材料費や物流費の高騰で大手メーカーの値上げがあったチョコレートは26・0%の上昇。

 生鮮食品では、いずれも天候不良を背景にキャベツが91・2%、ハクサイは71・7%、ダイコンも63・4%上がった。

 電気代は8・5%、都市ガス代は2・0%の上昇で、政府補助金の再開などを背景に伸び率は2月から縮小した。


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