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カナデビア(旧日立造船)は25日、特別調査委員会による子会社の船舶用エンジン燃費データ改ざんの報告書を公表し、2012年に法務の執行役員が把握し、15年には当時の会長と社長も不正を認識しながら抜本的な対策をしなかったと明らかにした。10年超もの間、問題が放置されたことになる。桑原道社長は大阪市内で記者会見し「経営幹部も不適切行為を黙認していた」と述べた。
報告書では、子会社の日立造船マリンエンジン(熊本県長洲町)の有明工場では1980年代から改ざんがあったと指摘した。12年に内部通報を受け社内調査をし、法務部門などが改ざんを認識。15年11月に社長と会長も報告を受けた。
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