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日銀が21日発表した2024年10~12月期の資金循環統計(速報)によると、家計が保有する金融資産の残高は12月末時点で2230兆円となった。1年前と比べて4・0%増加し、過去最大を更新した。新しい少額投資非課税制度(NISA)や株高を背景に、投資信託が27・4%増の136兆円と大幅に伸びたのが寄与した。
金融資産の内訳は、投資信託以外では株式が9・5%増の298兆円に拡大した。現金・預金は賞与が上がった効果で0・6%増の1134兆円と過去最大となった。
このうち現金は105兆円と3・4%減った。新型コロナウイルス流行中に外出などを自粛した影響でたまった分をこのところの物価高で使う人が増えたことや、キャッシュレス化が進展したことが背景にある。
日銀が12月末時点で保有する国債(短期を除く)の残高は559兆円だった。日本の国債発行残高(時価ベース)のうち日銀が占める割合は52・05%で、9月末時点の52・64%から低下した。
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