比の訪日客増に急ブレーキ

ニュース

 【マニラ共同】フィリピンからの訪日客の伸びに急ブレーキがかかったことが、日本政府観光局が19日に発表した2月の統計で明らかになった。在フィリピン日本大使館による観光査証(ビザ)の申請受け付け制限や発給遅延が影響した。

 大使館は同日、審査以外のビザ手続きを一括代行させるビザセンター方式に4月7日に移行すると発表したが、手続き短縮の見通しは示せず、訪日需要が減退するリスクも残る。

 観光局によると、2月のフィリピンからの訪日客は前年同月比2・3%増の推計6万6700人。1月は同27・2%増、2024年10~12月は前年の同じ期間と比べ30・1%増だった。観光局は「ビザの一時的な発給遅延による影響がみられた」と指摘した。

 大使館はビザ申請窓口となる旅行代理店を現行の7社から1社に集約。マニラ、セブ、ダバオの計5カ所にビザセンターを開く。手続き効率化を目指すが、業務移行に時間がかかる可能性がある。


共同通信社提供



 
  共同通信社   

Provided by
共同通信社

東京を拠点とする日本を代表する総合国際通信社。自らが取材したニュース、共同通信論説委員室で執筆した社説および一部の加盟社が取材したニュースなどを、加盟社である全国の新聞社とNHK、契約社である民間放送局や一部の新聞社、ネット媒体等に配信。


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
一覧へ戻る

ホーム » マーケットニュース » 比の訪日客増に急ブレーキ