金利上昇「政策経費を圧迫」

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 加藤勝信財務相は21日の閣議後記者会見で、最近の長期金利の上昇を巡り、国債の利払い費の増加を通じて「政策経費を圧迫する恐れがある」との認識を示した。2025年度予算や税法の国会審議などの情勢を考慮したとして、26、27日に南アフリカで開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を欠席することも明らかにした。

 20日の国債市場では、長期金利の指標である新発10年債の終値利回りが1・440%を付け、約15年3カ月ぶりの高水準となっていた。加藤氏は、日本政府が国内総生産(GDP)に対して高い債務残高を抱えていることも踏まえ、国債の安定的な消化に努めると強調した。

 G20財務相・中央銀行総裁会議は、ベセント米財務長官も20日の米ブルームバーグテレビのインタビューで「出席しない」と明言している。


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