1月の全国物価、3・2%上昇

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 総務省が21日発表した1月の全国消費者物価指数(2020年=100、生鮮食品を除く)は109・8で、前年同月比3・2%上昇した。政府の補助金が縮小されたガソリンや灯油の値上がりのほか、コメ価格の上昇が全体を押し上げ、23年6月以来、1年7カ月ぶりの高い伸びとなった。

 伸び率は24年12月(3・0%)から0・2ポイント増え、3カ月連続で拡大した。今回の結果を踏まえ、市場で日銀の早期利上げ観測が高まりそうだ。

 価格変動の大きい生鮮食品を含む総合指数は4・0%上昇と、2年ぶりに4%台となった。生鮮食品とエネルギーを除く総合は2・5%伸びた。

 品不足で昨年夏からの高騰が目立つコメ類は前年同月比70・9%上昇し、比較可能な記録が残る1971年1月以降で最大の上昇幅だった。

 生鮮食品は24年12月の17・3%から21・9%に伸び率が拡大した。生鮮野菜は36・0%の上昇で、生育不良により出荷が減ったキャベツは約3倍となった。昨年の猛暑の影響を受けたミカンは37・0%上昇した。


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