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20日の東京外国為替市場の円相場は対ドルで上昇し、一時1ドル=149円95銭を付けた。米長期金利が低下したほか、日銀の追加利上げ観測が強まり、昨年12月9日以来、約2カ月ぶりの円高水準となった。2月に入り、5円程度の円高が進んだことになる。
午後5時現在は前日比1円49銭円高ドル安の1ドル=150円16~18銭。ユーロは1円86銭円高ユーロ安の1ユーロ=156円64~68銭。
日銀の高田創審議委員が前日の講演で、今後の金融政策について「ギアシフトを段階的に行っていくという視点も重要だ」と述べ、利上げの継続が必要との考えを示したことが円買いを促した。
長期金利も上昇し、約15年3カ月ぶりの水準を更新。日米金利差の縮小を意識した円買いドル売りが優勢だった。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の龍翔太為替ストラテジストは「ドル以外の主要通貨と比較しても円だけが突出して上昇している」と分析。今後も日銀の金融政策の行方や米国の関税政策などで為替が動きそうだと指摘した。
共同通信社提供
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