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農林水産省は19日、コメの出荷業者と卸売業者が売買する際の価格を示す「相対取引価格」を発表した。今年1月の2024年産米の全銘柄平均は玄米60キロ当たり2万5927円となり、業者間取引として比較できる1990年以降の単月で過去最高値となった。
前年同月から69%上昇し、金額では1万569円値上がりした。農水省はコメの不足感から集荷競争が続いているとみている。これまで割安感があった産地や銘柄でも引き合いが強くなったことで、上昇率が大きくなった。
農水省によると、これまで単月の最高値は2003年12月の2万5120円。当時はデータの発表元が異なり、全国米穀取引・価格形成センターの入札結果に基づく取引価格だった。冷夏による不作で需給が逼迫したことが要因。
江藤拓農相が今年1月末に備蓄米放出に向けた準備を表明していたが、1月分の「取引行動への影響はなかった」(担当者)という。政府は2月14日、最大21万トンの備蓄米放出を公表した。3月下旬にも店頭に並ぶ見通し。
共同通信社提供
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