不正薬物密輸事件の書類紛失

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 財務省は10日、同省関税局調査課の職員が不正薬物の密輸事件に関与した疑いのある人物など計187人の氏名や住所が記載された書類を紛失したと明らかにした。発見できておらず「漏えいを否定できない」としている。

 職員は6日、横浜税関で打ち合わせをした後に横浜市内の飲食店で飲酒した。帰宅途中の7日午前0時ごろ、書類や業務用のノートパソコンが入ったかばんを紛失したことに気付いた。ノートパソコンには職員の部下の個人情報などが含まれているが、IDやパスワードを入力しないと開かない仕組みだという。

 紛失した書類はA4サイズで9枚あり、まだ立件されていない不正薬物の密輸事件に関与した疑いのある26人や、輸入規制されている大麻の実の宛先となっていた159人の氏名、住所などが記載されていた。職員は7日未明に上司に報告した。

 財務省は「深くおわびする。今後このようなことが起きないよう再発防止に取り組む」とコメントした。


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