田辺三菱製薬を5千億円で売却

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 三菱ケミカルグループは7日、子会社の田辺三菱製薬を、約5100億円で米投資ファンドのベインキャピタルに売却すると発表した。本業の化学事業に経営資源を集中するため、新薬の開発などで多額の研究開発投資が求められる医薬品事業を切り離す。

 三菱ケミカルグループの筑本学社長は東京都内で記者会見し「業界や事業構造の変化によって、化学と医薬との親和性が希薄になってきた」と説明。近年、業界では化学合成によって製造される医薬品から、細胞を用いる医薬品への転換が進んだという。

 2025年7~9月期に売却を完了し、約950億円の譲渡益を計上する見込み。一定期間は人員削減は想定していないという。


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