米10%関税を発動、中国は報復

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 【ワシントン、北京共同】米政府は4日、中国からの輸入品に対する10%の追加関税を発動した。複数の米メディアが報じた。中国政府は報復措置として10日から、米国製品に最大15%の追加関税を課すと発表。一方でトランプ米大統領と中国の習近平国家主席が近く首脳協議を行う予定で、妥協点を模索する。4日の発動を予定していたメキシコ、カナダへの25%の関税はトランプ氏が3日に3月4日まで1カ月間延期する大統領令を出し、土壇場で転換した。

 トランプ氏はメキシコ、カナダからさらなる譲歩を引き出すため圧力を継続するとみられる。また第1次トランプ政権時と同様に中国と関税の報復合戦となれば、貿易摩擦は激化し、世界経済に影響を与える可能性がある。

 両首脳は中国が実質的に運営しているとトランプ氏が問題視するパナマ運河についても議論する見通し。太平洋と大西洋を結ぶ要衝パナマ運河は米国が20世紀初めに建設し、1999年にパナマに返還するまで管理していた。現在は両端にある港を香港系企業が運営する。


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