岩谷産業、万博運航の水素船公開

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 岩谷産業は29日、大阪・関西万博で運航する水素燃料電池船「まほろば」を報道公開した。二酸化炭素(CO2)を排出せず、一般的な内燃機関船と比べるとにおいや振動、騒音が少ない。会期中は週に3回、一般客を乗せてユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)付近の船着き場と万博会場・夢洲の間を中心に運航する予定だ。

 まほろばは全長33メートル、全幅8メートルで、総トン数は約177トンの2階建て。定員150人で時速は約20キロで走行する。タンクに貯蔵した水素を、燃料電池で空気中の酸素と化学反応させて発電し、動力源にする。外部電源から直接充電できる蓄電池も備えたハイブリッド形式にした。


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