貸金庫被害は70人総額14億円

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 三菱UFJ銀行は16日、元行員による貸金庫窃盗事件で東京都内の2支店の顧客約70人が被害を受け、総額は現金や金塊などの約14億円に上ると明らかにした。半沢淳一頭取の月額報酬を3カ月間、30%減額する処分も正式に発表した。

 このほか堀直樹会長ら役員4人にも報酬減額処分をし事件の経営責任を明確化する。さらに当時の支店長ら関係者数人を処分する見通しだ。

 三菱UFJ銀は当初、2020年4月からの約4年半で約60人が被害を受けたと説明していたが、数十人から新たな被害申告があったと明らかにしており、これを精査した。現時点で40人、約7億円分を補償した。元行員への損害賠償請求を検討する。

 警視庁が窃盗容疑で逮捕した元行員今村由香理容疑者(46)は、支店の貸金庫を管理する立場を長年務めた。「FXや競馬で多額の損失を出し、借金の返済に困り貸金庫の現金に手を付けた」と供述している。

 捜査関係者への取材によると、営業時間内にも現金や金塊を盗んでいたとみられる。警視庁は総額が時価相当で17億円以上とみている。


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