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【ブリュッセル共同】ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は14日、2024年のグループ世界販売台数が前年比で約2%減の約903万台だったと発表した。世界首位を競うトヨタ自動車は、24年11月までの累計でグループ世界販売が約986万台を記録。トヨタがVWを制し、5年連続での首位が確実となった。
VWの主要市場である中国が約10%減の約293万台となり、苦戦した。中国の電気自動車(EV)最大手、比亜迪(BYD)など価格競争力が高い地元勢に押された。世界的に販売が鈍るEVは、世界販売が約74万台と前年から約3%減った。
ブランド別では、高級車アウディは約12%減の約167万台で、米EV大手テスラの約179万台を下回った。高級車のベントレーも約22%減と落ち込んだ。
VWのオリバー・ブルーメ最高経営責任者(CEO)は「厳しい市場環境の中でも900万台を達成した」と実績を強調し、新型車を積極的に発売して顧客拡大を目指す考えを示した。
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