USスチールの買収再検討

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 【ニューヨーク共同】米鉄鋼大手クリーブランド・クリフスは13日、バイデン米大統領が日本製鉄による買収を禁止する命令を出したUSスチールの買収を再検討していることを明らかにした。買収禁止命令を受け、日鉄が買収計画を破棄すれば再提案するとみられ、米メディアによると、買収提示額は日鉄を大幅に下回る見通しだ。

 バイデン氏とトランプ次期大統領は共に、USスチールが米国の企業であり続けるべきだとの見解を示しており、クリフスはトランプ氏の後ろ盾も期待している。

 13日にペンシルベニア州で記者会見したクリフスのゴンカルベス最高経営責任者(CEO)は「(USスチールを)買収したい。計画がある」と強調した上で「日鉄との買収計画が破棄されないと、われわれは何もできない」と説明した。

 2023年に総額70億ドル(約1兆1千億円)余りでの買収を提案したが、USスチールは141億ドルを提示した日鉄を相手に選んだ経緯がある。

 ゴンカルベスCEOは鉄鋼の過剰生産問題などに関し「中国は悪いが、日本は中国より悪だ」などと述べた。


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