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経済3団体の新年祝賀会が7日、東京都内で開かれ、集まった大手企業の経営者からは2025年春闘について賃上げに前向きな発言が相次いだ。経団連の十倉雅和会長は終了後の記者会見で「物価上昇に対応するためベースアップ(ベア)を念頭に賃上げしてほしい」と呼びかけた。春闘を前に岸田文雄前首相らはこの場で経済界に賃上げを要請することが多かったが、この日出席した石破茂首相はあいさつで触れなかった。
23、24年と高水準の賃上げが実現したものの物価高の影響で実質賃金は上がっていない現状を踏まえ、経済界は意欲を見せている。
祝賀会の冒頭で、代表して経済同友会の新浪剛史代表幹事は25年春闘について「雇用を支える中小企業の賃上げが鍵になる」と指摘し、中小がコスト上昇分を適切に価格転嫁できるように後押しする考えを表明した。
全国の中小企業をまとめる日商の小林健会頭は記者会見で「企業数が多く、地方のインフラを担う小規模事業者が賃上げできるように伴走支援したい」と語った。
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