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青森県を地盤とする青森銀行とみちのく銀行が合併して発足した「青森みちのく銀行」が6日、初の営業日を迎え、青森市の本店で記念式典を開いた。同一地域の銀行再編を認める独禁法の特例法が初適用されたケースで、県内における預貸金のシェアは7割超となる。合併は1日付。
式典には石川啓太郎頭取(元青森銀頭取)や藤沢貴之会長(元みちのく銀頭取)らが出席。石川氏は取材に「行政機関などと連携しながら地域の産業・経済の底上げに取り組む。地域課題の解決をもって銀行の発展につなげたい」と意気込みを語った。
青森みちのく銀によると、旧みちのく銀の通帳でATMに入金した際に、通帳が出てこなくなるトラブルが5日に59件あった。システム統合が原因とみられ、7日には復旧する見通しという。
青森銀とみちのく銀は県内で長年ライバル関係にあったが、人口減少による事業環境悪化などを踏まえ、2021年に合併の方針を発表した。22年には経営統合して共同持ち株会社の「プロクレアホールディングス」を設立していた。
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