年末株価、4万円迫る史上最高値

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 東京株式市場は30日、年内最後の取引日となる大納会を迎えた。日経平均株価(225種)は反落し、終値は前週末比386円62銭安の3万9894円54銭。節目の4万円は割り込んだが、バブル経済期の1989年に記録した年末株価の史上最高値を35年ぶりに更新した。堅調な企業業績や円安ドル高が追い風となる一方、8月には株価が大暴落するなど乱高下も目立つ1年だった。

 東京外国為替市場では、昨年末の1ドル=141円台から円安ドル高が進み、7月には一時1ドル=162円近くまで20円超も下落。輸出企業の業績を押し上げたが、輸入品の値上がりによる家計の負担増は来年にかけて続きそうだ。

 これまで平均株価の年末最高値は89年の3万8915円だった。史上2番目の高値だった昨年の3万3464円も大幅に上回り、年間で6430円(約19%)上昇した。

 また、円相場も変動の大きい1年だった。日銀は3月にマイナス金利政策を解除したものの、円安が加速。政府、日銀が円買いドル売りの為替介入に踏み切ったが、円安基調は止められなかった。


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