米下院、つなぎ予算案否決

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 【ワシントン共同】米下院は19日、共和党が新たに策定した来年3月までの「つなぎ予算」案を否決した。共和党のトランプ次期米大統領は賛成票を投じるよう呼びかけていたが、同党議員の一部も造反した。現行のつなぎ予算の期限である20日中に案が成立しなければ、政府機能の一部が閉鎖に追い込まれる。

 与野党指導部は17日につなぎ予算案に合意したが、民主党の要望事項が多く含まれているなどとしてトランプ氏や実業家イーロン・マスク氏が反発。共和党が19日に新たな案を策定していた。トランプ氏が問題視する債務上限について、停止措置の2年の延長が盛り込まれた。

 トランプ氏は新案について自身の交流サイト(SNS)に「(共和党は)非常に良い合意に達した」と投稿。債務上限の期限は2027年1月30日に延期されると説明した上で「全ての共和党議員、また民主党議員でさえも賛成票を投じるべきだ」と訴えていた。

 ただ米メディアによると、一部の共和党議員は債務上限の停止が盛り込まれたことなどを理由に、反対票を投じた。


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