船井前社長、破産状況否定

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 破産手続きが進む船井電機の上田智一前社長が12日、東京都内で共同通信の取材に応じ、破産する状況になかったとの認識を示した。上田氏が引き受けていた個人保証と合わせて、経営権を1円で譲渡していたことも明らかにした。

 主力だが採算が悪化していたテレビ事業を中国家電大手「スカイワース」へ最低50億円程度で売却する交渉が進んでいたと説明し「資金のめどは立っていた」とした。

 経営権の譲渡契約は、東京のファンドと9月に締結。関連会社の株式を1円で譲渡する代わりに、約68億円の個人保証をファンド側が引き取る内容だったが、上田氏は「個人保証は引き取られず、1円しか受け取っていない」と述べた。


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