追加利下げの慎重判断示唆

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 【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は4日、米経済が従来の見通しよりも好調に推移しているとの見方を示し、景気の下支えにつながる追加利下げのペースを慎重に判断するとの考えを示唆した。ニューヨークでのイベントに登壇し、発言した。

 FRBは9月公表の経済見通しで、11、12月の年内2回の連邦公開市場委員会(FOMC)で計0・5%の利下げを見込み、11月に0・25%の利下げを行った。今月17、18両日に開くFOMCで追加利下げを決めるかどうかが注目されている。

 パウエル氏は、足元の米経済は9月時点の予想を上回るとし「労働市場は予想したよりも確実に強く、インフレも少し上昇している」と説明した。

 FRBは、現在の政策金利は景気にブレーキがかかる高水準にあるとみている。時間をかけて、景気を刺激も抑制もしない水準まで利下げをする方針だが、足元の経済が好調なため、その水準を探る際に「より慎重になる余裕がある」とも述べた。


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