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セブン&アイ・ホールディングスの買収を巡り、セブンの独立社外取締役でつくる特別委員会の動向に関心が高まっている。株主の利益を優先してカナダのコンビニ大手やセブン&アイ創業家の提案などを評価し、どれが望ましいかを見極めるためだ。国内流通トップ企業の命運は特別委の判断が鍵を握りそうだ。
カナダ大手はサークルKを世界展開するアリマンタシォン・クシュタール。セブン&アイの米国事業を主眼に、7兆円規模で買収を狙う。対抗策としてセブン&アイ創業家は自社買収(MBO)する案を打ち出した。総額9兆円規模とされる。同社の現経営陣による単独の生き残り策もある。
特別委の委員長は取締役会議長で、回転ずし「スシロー」の運営会社など複数の日本企業で経営に携わったスティーブン・ヘイズ・デイカス氏。「全ての選択肢を客観的に検討している。株主の利益の最大化に向け取り組む」とする。デイカス氏以外のメンバーは明らかになっていない。
評価の中心は買収の実現性や条件の妥当性になるとみられる。
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