ニュース
【リマ共同】南米ペルーの首都リマで15日(日本時間16日)始まったアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議と関連会合では、石破茂首相をはじめとした多くの首脳が自由貿易の推進を訴えた。関税引き上げを主張するトランプ次期米大統領への警戒感が強いためだ。2日目の討議を経て首脳宣言をまとめ、多国間通商体制の堅持へ結束をアピールする。
中国の習近平国家主席は、APECの最高経営責任者(CEO)サミットで書面演説し、トランプ氏を念頭に「世界は保護主義の台頭で新たな混乱の時代を迎えている」と懸念。韓国の尹錫悦大統領は同じ会合に登壇し「世界は供給網の分断化や保護主義により多国間貿易体制の危機に直面している」と指摘した。
ペルーのボルアルテ大統領は首脳会議の冒頭に「将来の不確実性が高まる中、APECは多国間協力の強化に貢献できる」とあいさつ。「分断ではなく協力と理解が必要だ」と強調した。
石破氏も自由で開かれた公正な貿易・投資環境の維持、強化が重要だと語った。
共同通信社提供
Provided by
共同通信社
東京を拠点とする日本を代表する総合国際通信社。自らが取材したニュース、共同通信論説委員室で執筆した社説および一部の加盟社が取材したニュースなどを、加盟社である全国の新聞社とNHK、契約社である民間放送局や一部の新聞社、ネット媒体等に配信。
本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。