APEC、自由貿易促進へ足並み

ニュース

 【リマ共同】石破茂首相は15日(日本時間16日)、ペルーの首都リマで始まったアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議の初日討議で、自由で開かれた公正な貿易・投資環境の維持、強化が重要だと訴えた。保護主義的な姿勢を強めるトランプ次期米大統領を念頭に、多くの首脳から自由貿易の促進への賛同が相次いだ。石破氏は、2031年のAPEC議長国に日本が立候補することも表明した。

 石破氏は多角的貿易体制の強化のため、紛争処理機能が停止している世界貿易機関(WTO)の改革を進める考えも示した。WTOを巡ってはトランプ前政権が脱退を示唆したことがある。

 議長国ペルーのボルアルテ大統領は首脳会議の冒頭あいさつで「将来の不確実性が高まる中、APECは多国間協力の強化に貢献できる」と強調。「分断ではなく協力と理解が必要だ」とも述べた。

 トランプ氏は米大統領選で、米国への全輸入品に10~20%、中国からの輸入品には60%の関税を課すと主張し、各国で警戒が広がっている。


共同通信社提供



 
  共同通信社   

Provided by
共同通信社

東京を拠点とする日本を代表する総合国際通信社。自らが取材したニュース、共同通信論説委員室で執筆した社説および一部の加盟社が取材したニュースなどを、加盟社である全国の新聞社とNHK、契約社である民間放送局や一部の新聞社、ネット媒体等に配信。


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
一覧へ戻る

ホーム » マーケットニュース » APEC、自由貿易促進へ足並み