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日銀が13日発表した10月の国内企業物価指数(2020年平均=100、速報)は123・7となり、前年同月比3・4%上昇した。伸び率は前月改定値の3・1%から拡大し、3・5%だった23年8月以来1年2カ月ぶりの高水準となった。コメの価格が高騰しており、農林水産物が26・0%と大幅に伸びたことが影響した。
コメは肥料や輸送費、人件費の上昇分が24年産米に転嫁され、価格が上がった。日銀は今後もコメの価格は高い水準で維持されるとみている。
コメ以外では銅やアルミの市況が上昇した非鉄金属が14・6%上がり、全体の指数を押し上げた。電力・都市ガス・水道は5・6%上昇した。
10月は企業が取引価格を改定する半年に1度の時期に当たり、自動車部品や電子部品でコスト増加分を転嫁する動きが中小企業にも広がった。自動車部品を含む輸送用機器は1・1%の上昇だった。
企業物価指数は、企業間で取引される商品の価格水準を示す。家庭が購入するモノやサービスの価格動向を表す消費者物価指数の先行指標とされる。
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