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【ニューヨーク共同】米大統領選でトランプ次期大統領を支えた実業家イーロン・マスク氏率いる米電気自動車(EV)大手テスラの株価が好調だ。8日の終値は321ドルと投開票日の5日から30%近く急騰。次期政権でマスク氏の要職起用も取り沙汰されており、支援への見返り期待が高まっているようだ。
テスラ株は今年前半、低迷していた。「アーリーアダプター」と呼ばれる新しもの好きの消費者にEVが一通り行き渡ったことで販売が鈍化し、今年4月下旬の株価は約140ドルと、年初来で40%超下落した。
その後、販売の持ち直しや自動運転タクシーの試作車「サイバーキャブ」の発表を追い風に株価は復調。さらにマスク氏が巨額献金で強く推していたトランプ氏の勝利が決まると、上昇に拍車がかかった。米調査会社ファクトセットによると、テスラの時価総額は8日終値で1兆ドル(約153兆円)を突破した。
背景には、トランプ政権の発足により自動運転を巡る当局承認でテスラが優遇されるとの見方があるようだ。
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